今あるものに

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春の空気の中

色で 匂いで 形で

花たちはそれぞれに主張する

私たちは気づく

そこに花があること

命があること
風が吹き 雨が降り

花の命は短くて

一瞬のきらめきの中に

なにかしら揺さぶるものを残す 

私は気づいている

花が咲く前の固い蕾

枝の表皮を破り顔を出す柔らかい新芽

冷たい雨雪の土の下で

静かにときを待つ根

一瞬一瞬生まれている変化

あの日を思い出す

これからのことを思う

そうしているうちに
あっという間に花が咲き 散っていくならば

目の前に広がるものに
いま目の前にある生きとし生けるものに

愛のまなざしを

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藤と木香薔薇

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kaeruの軒先に甘く優しい日陰をつくる

藤と木香薔薇

その甘い香りに顔を上げ

しばし時を忘れる

そんな季節が巡ってきました

かわらず咲く 花たち

ありがとう

   
   

ふりこの春

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 駆け足で一気に春が訪れたかと思えば

その勢いは鳴りを潜め

なじみのある冷たい風が吹くような1日が訪れる

太陽が柔らかく輝き 花が咲き乱れ

にぎやかな鳥の声にしばし聞き惚れ

スプリングコートの軽やかさがうれしい

という日を存分に味わったあと

灰色の空 うっかり咲いちゃったなあとでもいうような花

身を寄せ合っている小鳥たち

少し重たいカーディガン

そんな日の訪れもある

行きつ戻りつ

行きつ戻りつ

心の中も

ふりこのように

行きつ戻りつ

いつか揺れがおさまって

ぴたりと定まるときが来たら

きっとこのふりこの振れ幅を懐かしむ

大いに揺れ動いたからこその

ぶれない点を手にしたら