cafe kaeru

うぐいすのさえずりが上手になって
花という花が一斉に咲きほこって
鉢の中のメダカも水面を揺らしながら泳ぐ

命の輝きから目が離せない季節

この瞬間をこの瞬間のままに味わわなければと思う

知らず知らずのうち
気持ちは彼方此方へさまようけれど

この力強く美しく
あふれるばかりに生きているこの瞬間ばかりは
見逃してはいけない

急速に発達するとかいう低気圧による暴風雨にそなえて
kaeruでも
メニューボードにビニールをかける
表の看板に漬物石で重しをする
というような対策をとってみました

自然が与えるのは
ダイナミックで
こちらの予想をはるかに超えるもの

恵みであれ その反対であれ
私たちは一喜一憂しながら
地球に間借りして生きるものとして
なんとか共存の道を探る

それでも
ビニールや漬物石なんてかわいいもので済めば
ありがたいなあと
にわかに曇ってきた空を眺めてみたり